「日本薬物対策協会(Drug Free World Japan)」は、2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。日本国内における犯罪防止機関である全国読売安全協会と提携。同協会は国内最大の新聞社、読売新聞と提携しています。この提携により、同協会が学校内で説明会を行う際には「真実を知ってください:薬物」のプログラムも、公式な説明内容のひとつとして採用されることになりました。
これまでに14万人以上の生徒や保護者、教育者などへ薬物の真実に関する情報を伝えてきており、活動エリアは現在、日本全国に広がっています。
日本薬物対策協会(Drug Free World Japan)
代表 樋田麻由美
2008年から講師として活動を始め、2018年より代表に就任いたしました。現在、新たな講師の育成活動を中心に講師としても関東圏を中心に講演を行っています。
講師陣は各々の仕事を持ち、ボランティアで活動しています。その中で、最新の知見を得るべく、一般社団法人国際麻薬情報フォーラム(IDIF)代表理事藤野彰氏、副代表理事瀬戸晴海氏との勉強会、欧米の専門家を含む国内外の情報交換、研修、討議を日々行っています。
私は美容師をしています。学生のお客様から「友達からダイエットにとても良く効くから覚醒剤がお勧めだ。って聞いた。」と、愕然とするような話を聞きます。これまで30数年間、多くの方とお話してきましたが、このように薬物について間違った情報がいかに多く出回っているか痛感してきました。
私が学生の頃は、薬物についての知識を教えてくれる講演や授業はありませんでした。そのため、学校講演では、なぜ薬物乱用がいけないのか?身体や精神にどのような影響があるのか?実例を豊富に取り入れ、理解しやすいように薬物の画像や元薬物使用者のインタビュー動画を組み入れています。
学校講演ではWEBアンケート(希望校のみ)を実施しています。
〇講演前「薬物は摂らない」96%→〇講演後「絶対に薬物は摂らない」」98,9%※2023年7月~11月対象は中学生、高校生453人の結果
最初は興味があった子ども達も薬物の真実を知ると興味が失せていきます。
私たちの講演は違法薬物だけではなく、アルコールや処方薬、市販薬乱用についても取り上げています。東京消防庁のデータによると、急性アルコール中毒で毎年1万人以上が救急搬送されています。その約半数は20代です。
(平成27年から令和元年出典:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kyuu-adv/201312/chudoku/)
大学の飲み会で一気飲みによる死亡事故もあります。アルコールも薬物の一種です。
私は自分の父がアルコール依存症でした。私が物心ついたころには、父は毎晩夜中に帰ってきて暴れていました。薬物依存症の家族がいるとどれだけ大変か身をもって体験しています。
市販薬の過剰摂取についてもSNSでやり方を見つけ、現実逃避のため始める若者が増加しています。過剰摂取は命を奪う危険性があり、違法薬物と同じく依存していき、薬物と生きる人生を余儀なくされます。軽い気持ちで摂った薬物がその後の人生、そして家族にもどんな影響が起こるのか、講演を通じて自分たちで考えてもらいます。
人生で起こる様々な問題に対して薬物は解決策にはなりません。更なる問題を引き起こします。本当の解決策は、事実を認識し最初から薬物を摂らないことです。 私たちの目的は「薬物の真実を伝える」ことです。正しい知識を持ち、自分で摂らない選択ができるようにさせます。
藤野彰 様
(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター理事長
(一社)国際麻薬情報フォーラム代表理事
元国連職員
世界中、どの国や地域においても、薬物治療施設など訪ねてみれば、そこにいるのは大半が若者たちであり、問いかければ、どこでも同じふたつの答えが返ってきます。薬物がこんなに危険なものだとは知らなかった、そして友達から誘われたのだと。
若者が正確な知識を持ち、自分たち自身で考えられるように手助けすることが、薬物乱用から守る第一歩でしょう。
日本薬物対策協会(Drug Free World Japan)の皆さんは、多くはお母さんたちですが、着実に、かつ献身的に、語りかけ、共に考えながら、地道な活動を長年繰り広げて来られました。知ると知らないでは、人生に大きな分かれ道が生じます。
一人でも多くの若者がその機会を得られることを願います。
田内敦子
静岡県出身 二児の母
保育所・幼稚園の元園長。幼児教育や養護の仕事におよそ40年携わる。
退職後、様々なボランティア活動を開始し、2013年から薬物乱用防止ボランティアを開始。薬物を一回でもとったら人生が台無しになってしまうという危機感を、子供の教育に長年携わった立場から子ども達に伝えている。
小林智恵
大阪府出身 一児の母
20代の頃、身近にいた薬物常習者が、自分たちの人生を壊していく現状を目の当たりにした。化学物質の危険性を伝える仕事に関わったことをきっかけに、一児の母としても子供たちに薬物の有害性をしっかり伝えたいと思い、薬物乱用防止活動にボランティアとして関わる。
宗像美樹
東京都出身 一児の母
15年間、子供服のアパレルメーカー勤務を経て、母と子の健康維持の為、心と身体について勉強を始める。
薬物の身体や心への影響に関して興味を持ち、オンラインセミナーに参加などをして勉強をしていくうちに、日本薬物対策協会(Drug Free World Japan)をしり、2019年にボランティア活動に参加する。
富田洋平
大阪府出身 一児の父
小学生の子どもを育てながら、一級建築士事務所を経営している。
12歳でエレキギターを持ち10代から20代はバンド活動に明け暮れていた。
音楽活動をする中で、違法薬物で人生を破壊していった人たちを身近で見てきた苦い経験から、2022年に「若い人たちの未来を守っていきたい」との思いで薬物乱用防止のボランティア活動を開始。
名称 | 日本薬物対策協会(Drug Free World Japan) |
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所在地 | 〒160-0032 東京都新宿区西新宿7-22-31-711 |
電話番号 | 03-5937-1223 |
FAX | 03-4496-4142 |
メールアドレス |
info●drugfreeworld.info ※●の箇所を@に変更してお送りください。 |
代表 | 樋田麻由美 |
役員 | 田内敦子 / 小林智恵 / 宗像美樹 / 富田洋平 |