講演報告
こんにちは。
日本薬物対策協会のまっつんです。
私たちは、小、中、高校、PTAの方に日々、薬物乱用防止講演を行ったり学校へ資料提供などをしております。
今年のまだ残暑真っ只中の秋晴れの日、
杉並区内の小学校にて6年生107人のみなさんに「薬物の真実を知ろう」をテーマに講演させていただきました。
講演の様子
まず、冒頭で、
「なぜ捕まるものだとわかっていて、違法薬物を売る人がいると思う?」
と、子ども達に問いかけてみました。
子ども達は
「お金になるから!」
「(薬物を)やめられなくなるから!」
と率先して発言してくれました。
まさに、その通りです。
売人は1度薬物を使えば、次、また欲しくなることを知っているため、どんな嘘でもついてくることを伝えました。
では、次に、
「お金目当てではない、友人や知り合いが薬物を誘ってくることがありますが、それはなぜでしょう?」と子ども達に質問しました。
少し悩んでいる様子の子ども達でしたが、
違法なものを摂ってしまっているために、いつ捕まるかわからない精神的不安を軽くしようと、仲間を増やしていることもある、と伝えました。
すると、一人の児童が
「赤信号 みんなで渡れば怖くない心理!」と発言してくれました。
何人かの子ども達からは、
「薬物、怖い・・・」という声が聞こえました。
その後、各薬物の説明、元薬物使用者のインタビュー動画などを使い、薬物の危険性を難しい言葉は使わずに、具体例を出してイメージしやすいように伝えていきました。
みなさんしっかりお話を聞いてくれ積極的に発言もしてくれて素晴らしかったです。
講演後の感想
・実際の体験談を動画で見れてわかりやすかったです。薬物にたいして「悪いものとしか思ってなかったけど講演を聞いて「命や人生に関わる危険なもの」という考え方になれました。誘われたら断るようにしていきたいです。
・薬物についてそんなに知らなかったけど、講演を聞いて死んじゃうこともあるし、法律もやぶっていてとてもこわいものということがしれました。
・薬物は私には全く関係ないし違う世界のことだと思っていたけど、講演を聞いて意外と身近なことなんだと、とてもびっくりしました。将来絶対そういう人になりたくないし、この話をみんなに伝えたいと思いました。
などの感想を頂きました。
小学生から薬物乱用防止講演は早いという意見も聞きますが、早いうちから薬物の真実を知ることが、本当に大切です。
現在はSNSを通して薬物の情報を知ることがほとんどです。
小学生のうちからスマホを持っているお子さんも今は多いので、いつどこで薬物のウソや誘いに出合うか分からない状況です。
オンラインゲームのチャットから誘われるケースもあるほどです。
実際、講演をすると、薬物は悪いものだと知っていたけど、どんな作用があって、身体にどのように影響が残るかまでは知らなかったという児童・生徒は多いです。
そんな状態であれば、仲の良い友人や、信用している先輩などから誘われたら、どうでしょうか?
おそらく、断るよりも手を出す方を選ぶでしょう。
講演をするたびに、可愛い子どもたちと接して、「絶対に薬物で人生を台無しにしてほしくない!」という思いが強くなります。
これからも、沢山の子どもたちに薬物の真実を伝えていきます。
全国どこへでも行きますので、お気軽にお問い合わせください
私たちの活動
「日本薬物対策協会」は、2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。
これまでに14万人以上の生徒や保護者、教育者などへ薬物の真実に関する情報を伝えてきており、活動エリアは現在、日本全国に広がっています。
活動はすべてボランティアで行っており、活動が拡張していくにつれ、自分たちだけで費用をまかなうことが難しくなってきています。
子どもたちを薬物から守るため、サポーターも募集しております。
http://drugfreeworld.info/dn/
未来の日本を担う子どもたちを守り、「薬物のない日本」をつくります。
講演に関するご相談・お問い合わせは、以下までお気軽にお問い合わせください。
https://drugfreeworld.info/contact
その他、ご意見は下記メールにてお願いします。
info@drugfreeworld.jp
近年の講演実績
各地の学校や団体様からご依頼をいただいて提供した講演実績をご紹介します。
この数をさらに増やしていくことで、薬物のない日本を。
そんな思いで今日も活動を続けています。
【2021年度】
小学校 11校
中学校 20校
高校 3校
大人 2件
【2022年度4月~3月】
小学校 8校 941人
中学校 26校 5707人
高校 9校 3611人
大人 4件 82人
計 47講演 10341人