講演報告
こんにちは。
日本薬物対策協会代表の樋田麻由美です。
私たちは小、中、高校、PTAの方々に日々、薬物乱用防止講演を行なったり学校へ資料提供などをしております。
2023年3月26日(日)
関東圏お住まいの母の会26名の皆さまにオンラインにて
「薬物の真実を知ろう」をテーマに講演させていただきました。
以前、その会のリーダーの方が私の講演に参加してくださった時に
「ぜひ私のグループでも薬物の真実を話してほしい」とリクエストしてくださり今回開催することになりました。
私が講師になった経緯をまず話させていただきます。
私は自分の父がアルコール依存症でした。
アルコールも薬物の1種です。私が物心ついたころには、父は毎晩夜中に帰ってきて暴れていました。
7歳の時のことですが、夜中に母に起こされて「お父さんが出ていってしまったから、捕まえるのを手伝って!」と言われて外に出ると、“包丁を持って歩きながら”「テメーぶっ殺すぞ!」と言っている父がいました。私は泣きながら父を無理矢理引っ張って連れて帰りました。その当時は父がまともになってくれるなら私の命を犠牲にしてもいいとさえ思っていました。薬物依存症の家族がいるとどれだけ大変か身をもって体験しています。
そして、家族だけではなく、私の周りには薬物をやっている知人友人がかなり沢山いました。
そんな中でも、私は薬物を摂らない人生を送ってこれました。それは、薬物で人生を台無しにしている人を実際に見てきたからです。
今は高校生の母でもあります。自分の子どもはもちろんのこと、日本の子どもたちが薬物とは無縁の人生を送ってほしい強い思いから薬物の真実を伝える活動を始めました。
講演の様子
今回は大人の方が対象でしたが、お子様も参加されていたので、お母さんにも知って頂きたい情報と子供にもわかりやすい内容にしました。
薬物がインターネットで買える事について大変驚いておられ、
今、若者の間で乱用されている咳止めシロップと炭酸飲料を混ぜて作る「リーン」や市販薬、処方薬乱用問題については知らない方がほとんどでした。
リーンについてのブログはこちらから↓
【#リーン手押し】SNSに広がる密売
リーンを飲んだその後は?若者は何の効果を求めるのか?
【リーン】紫の色をした若者に流行っている薬物の正体とは?
講演後の感想
主催の方からは
とてもわかりやすくて良かった!また何回も開催したい。と言ってもらえました。
参加された方からは
・薬物の写真、映像、元薬物使用者本人の体験談をきいてとてもリアルで身近な物なのだと考えさせられました。息子たちはそんな場面に出くわしてきていたのではなかろうか?…後で聞いてみたいと思います。
・現実を知らなすぎることに驚きました。違法薬物の元使用者の若者が何人か出ていましたが、一見どこにでもいそうな普通の子達で、よけいに恐ろしさを感じました。
などの感想を頂きました。
私はすべての子どもたちに幸せになってほしいですし、夢や希望を叶えてほしいと強く願っています。
薬物は人生を破壊し、家族や友人も失う可能性もあります。
夢や希望も持てなくなってしまうでしょう。
薬物に支配される人生を送ることになります。
絶対に子どもたちにそんな人生を送ってほしくありません。
薬物を使用してしまった人たちの多くは、薬物の真実を最初から知っていれば、摂らなかったと言っています。
私たちは薬物の真実を伝えることにより、薬物を摂らない選択ができる子どもたちを増やしていくため活動しています。
全国どこへでも薬物乱用防止講演を行います。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
私たちの活動
「日本薬物対策協会」は、2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。
これまでに14万人以上の生徒や保護者、教育者などへ薬物の真実に関する情報を伝えてきており、活動エリアは現在、日本全国に広がっています。
活動はすべてボランティアで行っており、活動が拡張していくにつれ、自分たちだけで費用をまかなうことが難しくなってきています。
子どもたちを薬物から守るため、サポーターも募集しております。
http://drugfreeworld.info/dn/
未来の日本を担う子どもたちを守り、「薬物のない日本」をつくります。
講演に関するご相談・お問い合わせは、以下までお気軽にお問い合わせください。
https://drugfreeworld.info/contact
その他、ご意見は下記メールにてお願いします。
info@drugfreeworld.jp
近年の講演実績
各地の学校や団体様からご依頼をいただいて提供した講演実績をご紹介します。
この数をさらに増やしていくことで、薬物のない日本を。
そんな思いで今日も活動を続けています。
【2021年度】
小学校 11校
中学校 20校
高校 3校
大人 2件
【2022年度4月~3月】
小学校 8校 941人
中学校 26校 5707人
高校 9校 3611人
大人 4件 82人
計 47講演 10341人