日本薬物対策協会

手押し野菜?Twitterで薬物を買う子どもたち


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こんにちは。
日本薬物対策協会講師のまっつんです。
私達は全国の小、中、高校、PTAの方々へ日々
薬物乱用防止講演を行っています。
昨今、Twitterでの薬物売買が問題となっています。
しかもそこでは簡単に発覚されないように“隠語”が頻繁に使われています。
“手押し” “野菜” “アイス”…その意味が分かりますか?

SNSで薬物特売セール?

TwitterをはじめとするSNS普及で薬物が簡単に購入できてしまう恐ろしい世の中になっています。
毎日が薬物特売セールなのです。
最初は子供のお小遣い程度で買えるものもあります。
危険性の認識がない子どもたちは、興味本位で誘われるがまま購入します。
薬物依存に続く道へ足を踏み入れるのです。

手押し野菜?

薬物売買は犯罪です。
そのため、薬物の売人は隠語を使って販売するのです。
隠語は日々更新され、その時の「ノリ」で人の名前をつけたり、薬物仲間にしか通用しないものも溢れています。
絵文字も取り入れ、危険性への認識も低くなっていきます。
その中でもよく見かける“手押し野菜”の他、いくつか実際の例を見てみます。
【実際のTwitterでのツイート】
手押し=“手渡し
野菜=“大麻(マリファナ)
ブロッコリーの絵文字=”大麻(マリファナ)”

 

【実際のInstagram投稿】
絵文字の意味は次の通りです。
蜜つぼ=”大麻リキッド”
自転車=”コカイン”
虹=”LSD”
ほかにも、
覚醒剤は、“アイス”や“エス”など、
MDMAは、“バツ”“罰””エクスタシー”や”エックス”など。
そして、履歴が消去できる秘匿性の高いアプリに誘導し、個人的にやり取りをするのです。
以前、講演に行かせてもらった中学校では生徒がフリマアプリで覚醒剤を購入してしまったと聞きました。
「頭が良くなる薬」として売られていたそうです。

我が子は心配ない?

売人はどんな手を使ってでも薬物を売ろうとします。
1度手を出してしまえば、その後何度も買ってくれるお客になることがわかっているからです。
依存してしまえば、その人もどんな手を使ってでも手に入れようとするのです。
罪を犯してしまうかも知れません。
オンラインゲームのチャットで誘惑されることもあります。
親の目の届かないところで密売は行われているのです。
これを防ぐには、正しい知識がもっとも重要です。
ネットや友人などの誤った情報から1度くらいなら
と興味本位で手を出すのです。
我が子に限って薬物に手を出すわけはないと思っていても、
どれほど薬物とは無縁で成績優秀なまじめな子どもでも、
悩みの「解決策」として薬物に手を出してしまうこともあるのです。
その原因は有害性を軽視する誤った情報から生まれています。
未来を担う大切な子ども達を守るために私達は講演活動をしています。

私たちの活動


「日本薬物対策協会」は、2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。

これまでに14万人以上の生徒や保護者、教育者などへ薬物の真実に関する情報を伝えてきており、活動エリアは現在、日本全国に広がっています。

活動はすべてボランティアで行っており、活動が拡張していくにつれ、自分たちだけで費用をまかなうことが難しくなってきています。

子どもたちを薬物から守るため、サポーターも募集しております。

http://drugfreeworld.info/dn/

未来の日本を担う子どもたちを守り、「薬物のない日本」をつくります。

講演に関するご相談・お問い合わせは、以下までお気軽にお問い合わせください。

https://drugfreeworld.info/contact

その他、ご意見は下記メールにてお願いします。
info@drugfreeworld.jp

近年の講演実績

各地の学校や団体様からご依頼をいただいて提供した講演実績をご紹介します。

この数をさらに増やしていくことで、薬物のない日本を。

そんな思いで今日も活動を続けています。

【2021年度】

小学校 11校
中学校 20校
高校  3校
大人  2件

【2022年度4月~3月】
小学校 8校      941人
中学校 26校   5707人
高校    9校      3611人
大人    4件      82人
計       47講演 10341人

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