【PTA中学】保護者が驚愕する10代の薬物乱用事情

薬物トピックス

こんにちは。

日本薬物対策協会のまっつんです。

私達は小、中、高校、PTAの方々に日々、薬物乱用防止講演を行っています。

PTA向けの講演である中学へ行ったとき、1人のPTAの方から子どもが「先輩から大麻を誘われたことがある」と教えてくれました。

その子は断ったそうですが、好奇心旺盛な子どもたちは危険性の認識なく軽い気持ちで手を出してしまいます。

大切な我が子を守るためにも早い段階で薬物についての正しい知識が必要です。

今回は10代の子どもたちの薬物乱用の実態について書いていきたいと思います

中学生でも大麻で検挙される時代

若年層の大麻乱用が増加の一途を辿っています。
冒頭でもお伝えしましたが、先輩などの知人から誘われるケースが多いです。
出典:「大麻を巡る現状」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000193683.html)

親の目の届かないようなゲームのオンラインチャットで誘われるケースもあります。

彼らの情報源は知人、友人、インターネットが主です。
そこで、「大麻は合法な国もあってタバコより安全」「1度だけならすぐやめられる」など
誤った情報を鵜呑みにし手を出してしまいます。

小学校へ講演に行った時、テレビから得た情報で違法薬物の種類や使用方法など子どもたちが良く知っていたことに驚きました。
しかしながら、危険性の認識は低く中には薬物は「良いもの」と発言している子どももいました。

そのような子どもも講演を聞いて違法薬物の真実を知っていくことで、1度でも摂ってしまえば人生を台無しにすると理解し、講演後は「絶対に摂らない」という気持ちに変わります。

 

14歳で大麻を始めた経験者は言っています。
~親友から「マリファナ(大麻)1本、ビール1杯やる度胸もないのか」とけしかけられ
いたずら気分で使い始めた。それから7年後、中毒は行き着くところまで行ってしまった。
自分自身や自分の能力にも否定的になり始めた。被害妄想に取りつかれ、いつもびくびくしている自分、友達が信じられない自分が本当に嫌だった。妄想がひどくなり、あらゆる人を遠ざけ、気がつくと誰も陥りたくないようなひどい状態になっていた。
ひとりぼっちだった。朝起きると薬物を使い始め、一日中使い続けていた。~出典:「真実を知ってください:薬物」(薬物のない世界のための財団)

このように、やめたくてもやめられない状態になってしまうのです。

【関連記事】ドラッグやってる友達から子供が誘われる?守る方法は?

今はODが主流?

大麻に続き、PTA向け中学の薬物乱用防止講演で話題になったのが、市販薬乱用です。

先日、ニュースで見て愕然としたのが、10代の若者による集団ODです。

ODとはover dose(オーバードース)の略で薬物の過剰摂取を意味しています。

SNSで知り合いになり、その後実際に会ってみんなでしゃべりながらお酒を飲んだりしているそうです。驚くことにその中には小学生もいます。

そこで今、流行しているのが風邪薬などの市販薬のODでパキる(ハイになる)ことだと言います。

集団ODで気持ちが高ぶり、ビルから飛び降りた若者や心臓が止まった子もいると話している若者の様子が報道されていました。

薬物が悩みを解決してくれると思っている

人が薬物を摂る理由は、人生を変えたいと思うからです。

若年層が薬物を摂る理由は以下のものがあります。

  • 周りとうまくやっていきたい
  • 問題から逃避するため
  • リラックスするため
  • 退屈を紛らわすため
  • 大人になったような気がするから
  • 反抗するため
  • どんなものか試してみたい

こういった若者は違法薬物や市販薬を乱用することにより悩みを解決してくれると思っています。

しかし、結局のところ、更なる問題にしかなりません。

手を出した後に気づくのです。

自分の問題に直面するのは困難なこともあるでしょう。

我が子も守るには正しい知識が必要です。本当の解決策は事実を認識し最初から薬物を使用しないことです。

私たちは全国どこへでも薬物乱用防止講演に行かせて頂きます。

お気軽にお問い合わせください。

私たちの活動


「日本薬物対策協会」は、2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。

これまでに14万人以上の生徒や保護者、教育者などへ薬物の真実に関する情報を伝えてきており、活動エリアは現在、日本全国に広がっています。

活動はすべてボランティアで行っており、活動が拡張していくにつれ、自分たちだけで費用をまかなうことが難しくなってきています。

子どもたちを薬物から守るため、サポーターも募集しております。

| 日本薬物対策協会
日本薬物対策協会は米国に本部を置く非営利団体です。 「薬物のない世界のための財団」の日本支部。 2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。 これまで14万...

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近年の講演実績

各地の学校や団体様からご依頼をいただいて提供した講演実績をご紹介します。

この数をさらに増やしていくことで、薬物のない日本を。

そんな思いで今日も活動を続けています。

【2021年度】

小学校 11校
中学校 20校
高校  3校
大人  2件

【2022年度4月~3月】
小学校 8校      941人
中学校 26校   5707人
高校    9校      3611人
大人    4件      82人
計       47講演 10341人

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