【LSDアート】LSDが感覚に与える影響とその後の人生

薬物トピックス

こんにちは。

日本薬物対策協会のまっつんです。

私達は小、中、高校、PTAの方々に日々、薬物乱用防止講演を行っています。

LSDアート】耳にしたことありますか?
今回は【LSDアート】とはどのようなものなのか?
そしてLSDを使用するとその後の人生がどうなっていくのかを書いていこうと思います。

LSDとは?

LSDは最も強力な幻覚作用を引き起こす薬物です。

それはライ麦やその他の穀物に寄生する「麦角(ばっかく)」と呼ばれる菌の中に含まれる化学物質、リゼルギン酸から作られます。

LSDは使用者を現実世界からの遮断という深刻な作用へと導きます。

LSDの使用者はLSDによる体験を「トリップ」と呼び、これは通常12時間ほど続きます。

16歳ではじめてドラッグに手を出し、3年以上もLSDを乱用していた女性は言っています。

「LSDが最悪の幻覚剤だとは知らなかった。
私が使っていたのはブロッターといって、LSDが1ミリ四方の小さな紙に浸されてるやつだった。その紙を舌に乗せると、15分ほどで全身が熱くなって汗をかき始めた。
やっている間、瞳孔が開いたり、吐き気をもよおしたり、鳥肌が立ったりもした。LSDでハイになってる時は心と体に大きな歪みがあるように感じた。
気分や目に映るものが大きく変わって、何だか変なとても怖いトリップだった。
自分の心と身体がコントロールできなくなったような感じだった。」
出典:「真実を知ってください:薬物」(薬物のない世界のための財団 日本支部)

幻覚剤とは、摂取すると幻覚を引き起こす薬物で、現実には存在しないものが非常に鮮明に見えたり、聞こえたり、感じられたりする作用が引き起こされます。

使用者からは主に視覚の変化が特徴的で、視界のゆがみ、空間の変化、極彩色などが現れるという声が多く聞かれます。

【LSDアート】とは?

LSDを使用している人は特定の色の強さに固着するようになります。

物体の大きさや形は歪んで受け止められ、その動きや色彩、音も歪められます

LSDを摂取すると、
物体が「重なり合う」ような感覚になったり、色を「聞いたり」音が「見えたり」するように感じる場合もあります。

LSD使用者が描くアートの特徴として
とにかく色鮮やかで幾何学的な模様であったり、奥行きの変化、宇宙的なイメージ(飛行船やUFO的なシンボルなど)がよく表現されています。

このようにLSDの影響を受けて再現されたアートを【LSDアート】と呼ばれるようになりました。

また、LSDなどの幻覚剤によってもたらされる極彩色な感覚で彩られたものを「サイケデリック」といいます。

また絵画以外にも、映画や音楽でも作者や作曲者がLSDを摂取した時の体験などを表現した作品も存在します。

LSDを使用するとどうなるのか?

それほど強い影響を与える薬物は視界の変化だけでなく思考や行動の判断基準でさえも変えてしまいます。

分別のある判断を下す能力や、普通に危険を感じる能力が損なわれます

そして、食欲の減退や不眠、口内の乾燥、震えをしばしば経験します。

同時に気分が極端に変化し、現実感を失った「恍惚感(快感などに心を奪われてうっとりする感覚)」から強烈な恐怖感まであらゆる気分を経験します。

その最悪な面として、薬物によって引き起こされた感覚と現実の感覚を区別することができません

自分が経験した恍惚感を「悟り」と勘違いする人もいます。

私が出会った、あるLSD経験者はこのように語っていました。

異常な体験・空間を疑似体験することで
『まるでこの現実世界は仮の姿であって、本当は別の世界がある』といった考えに捕らわれ、
厭世思想(いやなことから目を背け、現実逃避する傾向の考え方)と結びついていきがちだ。

ただ、薬物で得た感覚や思考や悟りなどは効果が切れると消え失せる。
自然のままで得られる感覚の方がよっぽど優れている。
薬物で有益なものは何ひとつ得られない。

薬物は才能を破壊していきます。
何かの「悟り」や新しい発想を得るためにLSDや薬物を使用したい、と思っているとしたら
それはまさに破壊への道の一歩と言えます。
また一つの薬物に手を出すことで、他の薬物も試したくなる、ということはこれまでの沢山の経験者の話で明らかになっています。
有能な才能溢れる若者を薬物乱用から守るため、私たちは薬物についての真実を伝えています。
薬物乱用を防ぐには「教育」しかありません。
どこへでも薬物乱用防止講演に行かせて頂きます。
お気軽にお問い合わせください。

私たちの活動


「日本薬物対策協会」は、2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。

これまでに14万人以上の生徒や保護者、教育者などへ薬物の真実に関する情報を伝えてきており、活動エリアは現在、日本全国に広がっています。

活動はすべてボランティアで行っており、活動が拡張していくにつれ、自分たちだけで費用をまかなうことが難しくなってきています。

子どもたちを薬物から守るため、サポーターも募集しております。

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日本薬物対策協会は米国に本部を置く非営利団体です。 「薬物のない世界のための財団」の日本支部。 2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。 これまで14万...

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近年の講演実績

各地の学校や団体様からご依頼をいただいて提供した講演実績をご紹介します。

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そんな思いで今日も活動を続けています。

【2021年度】

小学校 11校
中学校 20校
高校  3校
大人  2件

【2022年度4月~3月】
小学校 8校      941人
中学校 26校   5707人
高校    9校      3611人
大人    4件      82人
計       47講演 10341人

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