【LSD】 一枚で何回分の量?その危険性は?

薬物トピックス

こんにちは

日本薬物対策協会のまっつんです。

私達は小、中、高校、PTAの方々に日々、薬物乱用防止講演を行っています。

前回に引き続き、LSDについて書いていきます。

LSDは大抵、舌にLSDを染み込ませた紙を乗せて摂取されることが多いと言われています。

紙切れ一枚で売られている場合もある他、切手シートのような何枚もの紙片が連なったシートで売られている場合もあります。
では、LSDはそのシート一枚で何回ほどの量が含まれているのか、その危険性はどれほどなのか、実際にシートを売っていたという元LSD乱用者の話をもとにお伝えしていきます。

45分後には狂人に!?

LSDは液体です。そのため、何にでも混ぜたり染みこませたりして使うことができると言います。
匂いと色はなく、少し苦みがあります。

先に述べたようにLSDは大抵の場合、LSDを染みこませた紙を舌に乗せて摂取されます。

他には、目薬の容器で眼に入れたり、角砂糖にLSDの溶液を染みこませたものを珈琲や紅茶に入れ飲んだりすると言います。

ある元使用者は舌に乗せてから1分ほど吸ってから噛んで飲み込むと
その45分後には気が狂ったようになると言います。

LSDは身体に入れることのできる化学物質の中で
気分や感情を変化させる作用が一番強いものです。

実験室などで作られるある種の化学合成物質です。それを摂取しているのです。

LSDシート一枚で何回分?その危険性は?

実際にシートを売っていた元LSD乱用者の話によると、シート一枚で約500回分使用できると言います。

そして、量を多く摂ってしまうことの危険性を次のように話しています。
「ある晩、友達と一緒にLSDを摂ったんだ。5回か6回やったかな。そしたらふたりとも
あっちの世界に行っちゃってさ。そいつが興奮してシートの角を噛みちぎっちゃってさ。
間違いなく、30回か40回分はあった。で、頭がおかしくなって病院に入れられた。
そいつに会いに行ったけど、話ができないんだ。誰かが何か質問する度にロックンロールの
曲を歌い出すんだよ。20年前の話だけど、未だに正気に戻ってない。もう同じ人間じゃないんだ。

この話からLSDがとても危険な薬物だということがよくわかりますね。
その場のノリで軽い気持ちで摂ってしまった人でも元の世界に戻ることは難しいでしょう。

LSDは全く別の現実性に送り込まれてしまいます。

LSDの真実

LSDは、ほんのちょっと摂っただけで15時間、20時間は作用が持続すると言います。

摂る量にもよりますが、時には何日も続くことがあります。

要するにそれだけ危険で強力だということです。

世界が歪み、自分が人間なのかどうかもわからない状態になり、
強力な幻覚剤なため、物が動いて見えるようになったりします。

元LSD乱用者たちは摂取した時の体験を以下のように話しています。

「運転しようとしている時に物がすごく速く動いて発煙弾か何かみたいに見えるんだよ。」

「木が揺れていて、壁が動いていて、星が本当に空から落ちてきていろんな人が追いかけてきて話しかける。」

「鏡に映った自分の顔を見たら顔全体が緑色で、斑点があってほとんど透明だったのを覚えてるよ」

「現実から出たり戻ったり。どこで何をしているのかもわからない。」

「自分を殺しかねない。摂ってる間に何かあってトリップにはまって戻ってこないかもしれない。」

※文中の元薬物乱用者の言葉は「薬物のない世界のための財団」より引用しています。(https://jp.drugfreeworld.org/)

薬物依存からは簡単に抜け出せない

このような経験をしているのにも関わらず、やめたくてもやめられなくなるのが薬物です

元薬物使用者たちは声を揃えて「薬物の真実を知っていれば、手を出さなかった。」と言います。

今はSNSの普及により、気軽に違法薬物に手を出す若者が増えています。
インターネット、友達、知人からの違法薬物の危険性を軽視する情報を鵜呑みにし、興味本位で1回だけと手を出し、人生を台無しにしている若者を多く見ています。

一回の使用がきっかけで、その後の人生を破壊してしまう若者をなくすために私たちは薬物乱用防止活動を行っています。

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「日本薬物対策協会」は、2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。

これまでに14万人以上の生徒や保護者、教育者などへ薬物の真実に関する情報を伝えてきており、活動エリアは現在、日本全国に広がっています。

活動はすべてボランティアで行っており、活動が拡張していくにつれ、自分たちだけで費用をまかなうことが難しくなってきています。

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日本薬物対策協会は米国に本部を置く非営利団体です。 「薬物のない世界のための財団」の日本支部。 2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。 これまで14万...

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【2021年度】

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中学校 20校
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大人  2件

【2022年度4月~3月】
小学校 8校      941人
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高校    9校      3611人
大人    4件      82人
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