急に笑う?なぜ?大麻使用者に見られる言動とは?

ChanChanのブログ

皆さんこんにちは。

日本薬物対策協会のChanChanです。

私達は全国の小・中・高校、PTAの方々に、日々薬物乱用防止講演を行っています。

私は元薬物使用者です。違法薬物の真の危険性、無意味さを知る者として、未来の日本を担う若者たちのために自分の経験から薬物の真実を伝えることができればと考えています。

今回は大麻について。

大麻使用者は「急に笑う」という特徴があるとよく言われていますが、なぜなのでしょう?

自分の体験も交えながら、

・大麻を使用した時に人はどのような振る舞いになるのか?

・他にもどのような特徴があるのか?

その辺りを書いていきたいと思います。

大麻とは?

大麻とは、アサ(大麻草)の花穂や葉の部分を乾燥させたり、樹脂化、液体化にしたもので、様々な名称で呼ばれています。

通称(隠語):マリファナ、草、葉っぱ、ウィード、スカンク、ガンジャ、ポット、ハッシシュ、ハッシュ、チャラスなどなど。

近年、大麻の所持・使用が合法化されている地域や国が増えつつありますが、日本では現在も違法です。

その中でも「嗜好品としての使用の合法化」が行われている国々(ウルグアイ、カナダ、アメリカの一部など)も、決して「安全」だから認めているわけではありません。
合法化の理由はそれぞれの国によって様々複雑な事情があると思いますが、決して「大麻そのものに害がなく安全だから。」ということが理由ではありません。
大麻を合法化した国や地域であっても、大麻の有害性の影響を大きく受ける未成年の所持や使用は禁じられています
合法とした国は世界的にみればごく一部であり、大多数の国では違法な薬物として規制しています。
ネットの情報に惑わされないように注意しましょう。

「急に笑う」の真相は?

さて、冒頭に述べた「急に笑う」現象ですが、ここで少し私自身の体験をお伝えしたいと思います。

私は大麻を摂ると感覚が敏感になりました。神経質になると言ってもよいかも知れません。

ちょっとしたことが、気になって仕方がなくなります。

例えば普段なら何とも思わない広告のキャッチコピーにやたらとツッコミを入れたり、相手の話している言葉の言い回しとかが気になって気になって話どころではなくなったり。

普段なら何でもないようなことが違って見えるようになり、まるで「全てが初めて!」といった感覚に陥ります。

バニラのアイスを食べて『ええーっ!バニラってこんな味だった!?ヤベえー!バニラ美味しい!』と衝撃のあまり、びっくりして笑いが込み上げてくるのです。

そのため、「急に笑う」という奇妙な現象が起きるのです。

これは、大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノール(THC)という脳に作用する成分が含まれていて、使用すると人間の知覚(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚など)を変化させてしまうためです。

サングラスをかけて見ている景色ってサングラスの色味の影響を受けていますよね?

昼間でも景色が暗く見えたりします。当たり前ですけど、理由はサングラスかけているからですよね?

大麻を使用すると(サングラスの例え話と同様に)大麻の影響を通して見たり聞いたりする大麻フィルター版なのです。「大麻フィルター」を通して物事を知覚したり思考したりするのです。理由は大麻の成分が体内に入っているからです。

だから、大麻を吸っている時の方が「楽しい!」とか「食べ物が美味しい!」とか言っちゃうわけですね。大麻を吸っていない時は「なんだかつまらない。吸ったらもっと楽しいのにな~。」とか「この映画、大麻吸って観たら面白いだろうな~。」といった考え方になってしまうんです!?

よく「大麻には依存性はない」と主張する人がいますが、こういう考え方にとらわれている時点で、既に精神的に依存していますよね。。

乱用を続けると、時間や空間のゆがみ、集中力がなくなり、情緒が不安定になります。

一度でも大麻を使用してしまうと大麻の影響下にある時に感じた知覚が強烈なので、その後もその感覚を求めて繰り返し使用するようになり、徐々に大麻使用時の感覚が通常になり、現実の世界が妄想と化していきます。現実と妄想が入れ替わっていきます。

そのため、もちろん、周囲の人とは会話も噛み合わなくなり、付き合う人は段々と大麻乱用者だけになっていくのです。つまりどっぷりと「大麻の世界」から抜け出せなくなります。

大麻乱用者の特徴とは?

私の個人的な観察ですが、大麻を使用している人の多くは以下の特徴が挙げられます。

○目が赤い。充血してる。

○特に面白いことがあったわけでもないのに、なんだかいつもと違って目元が緩んでいる。

○何でもないような会話なのに突然急に笑い出したり異常にケラケラと笑い続けている。

○リアクションが大袈裟。

〇たとえ普通のポテチだったとしても「最後の晩餐か??」ってくらい大感動しながら美味しそうに食べる。

○いつもと違ってやたらとハイテンション。

○いつもと違って饒舌。やたらと話が長い。(でも結局何が言いたいのか本人もわかってない様子。)

○しばらく経ったら(1~2時間くらい)急に物静かになる。

○さっきまであんなに楽しそうだったのに急に静かになっていきなり眠そうな様子。

〇音楽を聴いているとじっと目を閉じて微笑みを浮かべる。ソファに沈んでいく。気が付くとタイの仏陀像のように横になっている。

などなど個人的に観察してきた大麻乱用者たちの特徴です。

大麻の短期的な影響:

大麻を使用する人は、身体の各部分の調整機能が失われたり、時間の感覚や視覚、聴覚がゆがめられたりします。他の影響としては眠気、目の赤み、食欲の増進、筋肉の弛緩などがあります。また心拍数が上昇します。実際、大麻を吸った最初の1時間で使用者の心臓発作を起こす危険性は、通常の5倍にまで上がる可能性があります。記憶力が減退し、問題を解決する能力が低下するため、学校の成績も低下します。

引用:「薬物のない世界のための財団」(https://jp.drugfreeworld.org/)

大麻は安全?

それは嘘です。知らない人をだます嘘です。

もし、知人や仲の良い友人から大麻を勧められたとしても、決して一緒になって使用してはいけません。

先に書いたように、大麻を一度でも知ってしまったら、あなた自身が元に戻らなくなるし、大切な家族や友人も失ってしまいます。

そもそも法律を犯した時点で、堂々とは生きられなくなり、寝ても覚めても監獄の中にいるような精神状態が続くのです。

そのため、大麻を使用している自分を隠そうと、一般社会の中では仮面を被ったように普通の人を演じます。

しかし大麻との関わりを持つ秘密の時間は別の自分になります。

誰にも言えない。だから少しでも息苦しさをなくそうと自分の仲間となる大麻使用者を探します。

自分と同じような隠れ犯罪者を仲間だと受け入れます。1人から2人、3人4人と段々、人数が増えてくると変な集団意識が芽吹いてきます。

「俺たちは世間のやつらより楽しみをたくさん知ってるぜ!」とか「大麻の楽しみを知らないやつらは人生損してる!可哀そうだね!」とかなんとかひがみ根性炸裂して、一生懸命に正当化します。

恥ずかしながら以前の私や周りの大麻お友達ボーイズたちがこんな感じだったんです。

16歳から大麻を吸い出して、二十歳で逮捕されて20年以上経った今でも社会復帰出来てないやつ。子供が生まれたばかりなのに玄関出たら2分で警官に取り囲まれ所持で捕まってそのまま留置場→しばらくして自宅に戻ったら家中カラっぽ→奥さん子どもと二度と会えなくなったやつ。精神的に不安定になって(幼児退行みたいになって)部屋から一歩も出られなくなったままのやつ。海外で大麻でトラブルに巻き込まれてそのまま強制送還→以後何十年も海外に入国できないやつ。

それでも大麻を求める姿はまるでホラー映画のゾンビに見えました。

Q,大麻は安全?

A,誰かの正当化です。

Q,大麻に依存性はない?

A,嘘です。売人のセールストークです。

 

経験者の私ですが、これだけは断言できます!!

薬物の使用は、わざわざ経験する価値などありません。

薬物の罠にはまってしまい、人生を台無しにしないためにも

薬物の真実を知ってください。

私たちの活動


「日本薬物対策協会」は、2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。

これまでに14万人以上の生徒や保護者、教育者などへ薬物の真実に関する情報を伝えてきており、活動エリアは現在、日本全国に広がっています。

活動はすべてボランティアで行っており、活動が拡張していくにつれ、自分たちだけで費用をまかなうことが難しくなってきています。

子どもたちを薬物から守るため、サポーターも募集しております。

| 日本薬物対策協会
日本薬物対策協会は米国に本部を置く非営利団体です。 「薬物のない世界のための財団」の日本支部。 2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。 これまで14万...

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近年の講演実績

各地の学校や団体様からご依頼をいただいて提供した講演実績をご紹介します。

この数をさらに増やしていくことで、薬物のない日本を。

そんな思いで今日も活動を続けています。

【2021年度】

小学校 11校
中学校 20校
高校  3校
大人  2件

【2022年度4月~3月】
小学校 8校      941人
中学校 26校   5707人
高校    9校      3611人
大人    4件      82人
計       47講演 10341人

 

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