日本薬物対策協会

大麻クッキー お土産で売られている!?


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こんにちは

日本薬物対策協会のまっつんです。

私達は小、中、高校、PTAの方々に日々、薬物乱用防止講演を行っています。

今回は大麻の幻覚成分が混入された「大麻クッキー」について主に書いていきます。

「大麻クッキー」は海外ではお土産で普通に置かれているところもあるようです。

「大麻クッキー」見た目ではわからない?

見た目が普通の菓子と変わらないために、大麻が混入していると気付かずにお土産で買ってしまったり、食べてしまったりと危険性があると言われています。

    出典:「薬物乱用のない社会を」(警察庁https://www.npa.go.jp/bureau/sosikihanzai/yakubutujyuki/yakubutu/nodrug.pdf)

こちらのクッキーの画像は警察庁が海外で販売されていると注意喚起しているものです。こんな見た目では、まさか大麻入りなんて思わないですよね。

ニュースでご存知の方も多いかも知れませんが
大麻が練り込まれたクッキーを知人から受け取ったとして、芦屋市の占い師の女性が逮捕・有罪判決を受けていました。
報道によると、占いイベントで主催の占い師の女性がクッキーを振る舞い、クッキーを食べた女性客が体調不良を訴え、病院に搬送されたとのことです。

見た目で安全そうに見せかけ、薬物を摂取させる悪質な手口ですね

大麻クッキーはハマりやすい?

過去に薬物を使用しており、大麻クッキーを実際、食べたことがある人に話を聞きました。

まず、食べ始めてから30分から60分経ってから幻覚作用が現れ、60分ほどその状態が続くそうです。

幻覚作用が起こるまでに時間がかかるため、食べ過ぎてしまう危険性があると言います。
そうなると、極度の疲労感に襲われ、身体が機能しなくなるそうです。

ただ、精神的に依存しているために時間が経てば、また食べてしまうのです。

しまいには依存になり、他の薬物にも手を出してしまいます。

大麻チョコにも気をつけろ

2019年のことですが、東京都荒川区で行われた社交ダンス大会にチョコレートを差し入れした70代の男性が、警視庁に書類送検されたことがありました。

報道によると、その社交ダンス大会では7人が体調不良を訴え、彼らの尿から大麻の成分が検出されたそうです。

警察の捜査の結果、男性が差し入れしたチョコに大麻の成分が含まれていたことが判明。
警察の取り調べに対し、男性はそのチョコは大麻が合法である米・コロラド州の製品で、「大麻入りとは思わなかった」「疲れたときに食べてもらおうと思った」と話していたそう。

良かれと思って差し入れしたお菓子なのに、逆に救急搬送されることになるなんて、ショックですよね。

このように、クッキーやチョコに混入されている大麻は幻覚成分を濃縮しているので、少し食べただけでも、身体に悪影響を及ぼします。

大麻は脂肪組織に蓄積されるため、体の中でも脂肪が多い脳の機能がどんどん低下していきます。

成長段階の10代が大麻を摂ったらどうなるか?想像つきますよね?
知覚は歪み、記憶力の低下、物事をはっきりと理解することもできなくなり、だんだんと無気力なっていきます。

手を出してからでは、脳の機能を取り戻すことは手遅れの場合もあります。

大麻は危険性の認識がない?

令和4年、警察庁の捜査過程において明らかになった認識ですが、以下のように大麻はなんと42.3%も危険性の認識が全くないのです。


出典:「薬物乱用のない社会を」(警察庁https://www.npa.go.jp/bureau/sosikihanzai/yakubutujyuki/yakubutu/nodrug.pdf)

では、この認識がどこからきているのでしょうか?

友人、知人、インターネットがほとんどです!20歳未満が54.7%が友人、知人です。


出典:「薬物乱用のない社会を」(警察庁https://www.npa.go.jp/bureau/sosikihanzai/yakubutujyuki/yakubutu/nodrug.pdf)

私が知っている薬物経験者の中でも、ほとんどが友人から誘われたと言っています。
その中の1人が高校生の時、アルバイト先の店長から薬物を誘われたと聞いた時はショックでした。
仲良くなって、信頼関係が築けてきた時だったそうで、興味もあったことから手を出してしまったと彼は言っていました。

そこから、その彼は一旦は薬物を止められたものの、また大学生の時に始めてしまい、もう自分の意志では止めることができなくなったそう。このままでは人生が終わると思い、大変な思いをしてリハビリ施設に頼ったと言っていました。

大麻の真実を知ってください

現代はインターネットの普及により、SNSでも薬物を購入できてしまいます。

SNSでの薬物売買、友人、知人から薬物を誘われた場合の誘い文句は嘘の塊です。

親切を装って「人生が楽しくなるもの」などと言ってくるでしょう。
「大麻なんて依存性ない。自分の意志ですぐ止められる。」などとも言ってくるでしょう。

いくら親しい人でも違法薬物を誘ってくる人はあなたの人生のことなど考えてはいません。お金目当てか自分の罪を軽くしようと仲間を集めているだけです。

薬物を摂った時の一瞬の快楽で今後の人生を破壊したいですか?

自分だけではなく、家族の人生にも影響するのです

薬物の真実を知ってください。

最初から摂らない選択ができるように私たちは講演活動をしています。

お気軽にお問い合わせください。

私たちの活動


「日本薬物対策協会」は、2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。

これまでに14万人以上の生徒や保護者、教育者などへ薬物の真実に関する情報を伝えてきており、活動エリアは現在、日本全国に広がっています。

活動はすべてボランティアで行っており、活動が拡張していくにつれ、自分たちだけで費用をまかなうことが難しくなってきています。

子どもたちを薬物から守るため、サポーターも募集しております。

http://drugfreeworld.info/dn/

未来の日本を担う子どもたちを守り、「薬物のない日本」をつくります。

講演に関するご相談・お問い合わせは、以下までお気軽にお問い合わせください。

https://drugfreeworld.info/contact

その他、ご意見は下記メールにてお願いします。
info@drugfreeworld.jp

近年の講演実績

各地の学校や団体様からご依頼をいただいて提供した講演実績をご紹介します。

この数をさらに増やしていくことで、薬物のない日本を。

そんな思いで今日も活動を続けています。

【2021年度】

小学校 11校
中学校 20校
高校  3校
大人  2件

【2022年度4月~3月】
小学校 8校      941人
中学校 26校   5707人
高校    9校      3611人
大人    4件      82人
計       47講演 10341人

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