夫が薬物を摂っている…離婚するべき?

スタッフノート

こんにちは。日本薬物対策協会講師のニッシーです。

夫が薬物を摂っている…

やめてほしいけどそんなこと言ったらどうなるか…

 

不安や悲しみ、混乱の中にいることはつらいことですよね。

こんな時は【離婚】の二文字が頭をよぎります。

ここでは、薬物に関しての正しい知識と解決に向けた選択肢をお伝えします。

あなたの人生や家族の人生を救うお手伝いができれば幸いです。

薬物とは?

薬物といっても種類は様々です。覚醒剤、大麻、MDMAなど…

その形状や使用方法も様々ですが、全てに共通することが3つあります。

  • 体に毒
  • 依存性
  • 知覚・思考・記憶に作用する

この3つ全てに当てはまるものが薬物です。

 

薬物は体に入ると、腎臓や肝臓、肺、心臓、そして脳などに大きな負担をかけダメージを与えます。

体の中から破壊されていくのです。

そして、一度でも使用し快感を覚えると、その快感を求めて何度も繰り返します。

そうなれば、やめることが難しく、最終的に薬物がないといられなくなってしまうのです。

また、薬物を使用すると幻覚や幻聴が起こることがあります。

感覚が鈍くなり痛みを感じなくなったり、光や音に過敏になったりもします。

思考に作用するので正常な判断ができなくなります。

突然、空を飛べると言い出したり、面白いからと危険な運転を繰り返したり、命を狙われている!と言って周りの人に危害を加えることもあります。

そして、そのことを本人は覚えておらず、記憶がめちゃくちゃでいつのことなのかも思い出せないということが起こるのです。

夫とは離婚するべき?

結論から言うと、選択肢は二つです。

  1. 離婚して夫との関係を断ち切る
  2. 離婚はしないで夫に薬物との関係を断ち切らせる

もう少し見ていきましょう。

1.離婚して夫との関係を断ち切る

離婚を選択した場合、あなたとお子さんの生活は薬物からの影響を受けなくなり、今よりもはるかに安全で健全なものとなるでしょう。

とはいえ、生活資金やお子さんへの精神的な影響といった不安や、依然として薬物を使用し続ける夫への心配はあるかもしれません。

先ほども申し上げた通り、薬物を常用している人は正常な判断ができません。

夫に同情して悩んでいるこの瞬間にも、あなたやお子さんの身には危険が迫っています。

こんなことが起こるかもしれません。

ある日、お子さんが声をかけます。

「パパ!!」

夫は薬物の影響下にいて、それが自分の息子であることを認識できません。

夫には息子が見えていません。

違う何かに見えていて、それはとても危険なもので、どんどん自分に近づいてくるのです。

夫は追い込まれ、自分の命が危ないという恐怖に取りつかれてしまいます。

そして、夫は錯乱し息子に危害を加えてしまうのです。

それだけではありません。

夫が隠した薬物が他の食べ物や飲み物、子どもが触るようなところに付着していたら?

それを口にしてしまい、大切な小さな命が失われることを想像してください。

そういった危険が日々迫っているとしたら、何よりもまず守るべきはあなたとお子さんの安全ではないでしょうか?

あなたがいなければ、お子さんの命は誰が守ってくれますか?

 

協力してくれる人はたくさんいます。

不安や恐怖に負けず、勇気を持って決断しましょう。

2.離婚せずに夫に薬物との関係を断ち切らせる

夫を助けたい、昔のような幸せな家庭を取り戻したい。

子どものためにも、離婚したくない。

本当は優しくて家族思いで、仕事も頑張っていた事を知っている。

そんな夫とこのまま離婚したら、誰が夫を助けてくれるのだろう。

夫を見捨てることなんてできない。

どんなことがあっても、夫を薬物から助け出したい。

そう思うのであれば、彼を助けることは不可能ではありません。

ただし、この選択は危険と隣り合わせであること、そして100%薬物を克服できるという保証はないということを理解しておく必要があります。

薬物と関わらない人生

薬物と関わらない人生、これこそが、あなたが持つべき未来です。

インターネット上には薬物に関する誤った情報やウソがあふれていますが、まずはあなた自身が正しい情報を知ることが重要です。

大切な家族を助け、子供たちの未来を守るための一歩を踏み出しましょう。

薬物の真実と解決策を手に入れてください。

私たちの活動


「日本薬物対策協会」は、2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。

これまでに14万人以上の生徒や保護者、教育者などへ薬物の真実に関する情報を伝えてきており、活動エリアは現在、日本全国に広がっています。

活動はすべてボランティアで行っており、活動が拡張していくにつれ、自分たちだけで費用をまかなうことが難しくなってきています。

子どもたちを薬物から守るため、サポーターも募集しております。

| 日本薬物対策協会
日本薬物対策協会は米国に本部を置く非営利団体です。 「薬物のない世界のための財団」の日本支部。 2008年より本格的に教育活動を開始し、首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供してきました。 これまで14万...

未来の日本を担う子どもたちを守り、「薬物のない日本」をつくります。

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近年の講演実績

各地の学校や団体様からご依頼をいただいて提供した講演実績をご紹介します。

この数をさらに増やしていくことで、薬物のない日本を。

そんな思いで今日も活動を続けています。

【2021年度】

小学校 11校
中学校 20校
高校  3校
大人  2件

【2022年度4月~3月】
小学校 8校      941人
中学校 26校   5707人
高校    9校      3611人
大人    4件      82人
計       47講演 10341人

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